Google検索だけではなく、AIに聞く時代になってきている

これまでは、何かを調べるとき、多くの人がGoogleで検索していました。

「貝塚 体験」「大阪 日帰り」「貝塚 フォト」「水間寺 お宮参り」。こうした言葉を入力して、検索結果を見て、比較して、行き先やサービスを決める。これが自然な流れでした。

でも、最近は少し変わってきています。AIに聞く人が増えています。

「大阪から日帰りで行ける、静かな場所を教えて」「南大阪で女性二人旅におすすめの場所は?」「貝塚でできる体験は?」「七五三の写真を残せる場所は?」「大阪で人力車に乗れるところは?」。こうしたことを、GoogleではなくAIに聞く人が増えていく可能性があります。

そして、それは情報収集だけではなく、物を買うときや、サービスを選ぶときにも使われていくはずです。消費者がAIで検索するのが当たり前になっていくなら、サービス提供者側も、それに合わせて対策する必要があります。

MEO、SEO、そしてAIO

これまで自分は、Googleビジネスプロフィールの表示を意識して、MEO対策をしてきました。Google投稿、口コミ、写真、サービス内容、検索ワード、場所表示。

そして、ブログやホームページを使って、SEO対策も進めています。「水間門前町」「貝塚 体験」「貝塚 フォト」「貝塚 七五三」。こうした検索ワードで、人力車 誠屋を見つけてもらうためです。

でも、これからは、AIに対しても情報を届ける必要があると思っています。AIが情報を拾いやすいように、自分たちが何をしているのかを言語化しておく。

どこでやっているのか。誰に向けたサービスなのか。どんな価値を提供しているのか。他と何が違うのか。どんな口コミがあるのか。どんな記事を書いているのか。こうした情報を、ネット上に積み重ねておく必要があります。

AIO対策という言葉がどこまで一般的になるかはわかりません。でも、AIに見つけてもらうための情報設計は、これからかなり重要になると思っています。

昨日、Instagramでアンケートをしてみた

昨日、Instagramのストーリーで、ひとつアンケートをしてみました。

内容は、旅行に行くとき、「旅行に行くことが決まってから行き先を決める」のか。それとも、「行きたい場所があるから旅行に行くことを決める」のか、というものです。

まだ途中ではありますが、現時点では圧倒的に、「行きたい場所があるから旅行に行くことを決める」という回答が多くなっています。

これは、かなり大事な結果だと思いました。つまり、人はまず「旅行に行こう」と決めてから、そのあと行き先を探すとは限らない。むしろ、「ここに行きたい」と思う場所があるから、旅行に行くことを決める。

そう考えると、人力車 誠屋がやるべきことも少し見えてきます。とにかく、行きたいと思ってもらう必要がある。

「行きたい」と思われなければ、選択肢に入らない

人力車 誠屋は、水間門前町で人力車体験や記念日フォトプラン、ふたり旅フィルムなどを提供しています。でも、そもそも水間門前町に来る理由がなければ、サービスを知ってもらう機会も少ないです。

だから、「水間門前町に行きたい」「貝塚に行ってみたい」「この体験をしてみたい」と思ってもらう必要があります。ここが難しいところです。

ただ情報を出すだけでは足りません。「水間寺があります」「人力車があります」「フォトプランがあります」「ムービープランがあります」。これだけでは、人は動かないかもしれません。

大事なのは、その人の中に、「それ、行ってみたい」「それ、やってみたい」「それ、自分に合いそう」という感覚を作ることです。つまり、次に考えるべきなのは、人は何を基準に“行きたい”と思うのか、です。

提供者側になると、なぜズレるのか

ここでいつも不思議に思うことがあります。自分自身も、普段は消費者です。旅行に行くこともあります。ご飯を食べに行くこともあります。何かを買うこともあります。サービスを選ぶこともあります。そのとき、自分も普通に、「なんとなく良さそう」「行ってみたい」「これは自分には違う」と判断しています。

でも、いざ自分が提供者側になると、なぜかズレることがあります。お客様目線で考えているつもりでも、気づけば提供者側の都合で考えてしまう。自分たちが伝えたいことを優先してしまう。自分たちが良いと思うポイントを押し出してしまう。でも、消費者が本当に見ているポイントとはズレている。これは、何度も起こります。

だから、「自分は消費者の気持ちがわかっている」と思わない方がいいのだと思います。ズレる前提で考える。そのうえで、どうすればズレを小さくできるのかを考える必要があります。

人は意識で行動しているようで、ほとんど無意識で動いている

人は、自分の意識で行動しているように感じています。自分で考えて、自分で選んで、自分で決めている。そう思っています。

でも実際には、人の行動の多くは無意識の影響を受けていると思います。なんとなく良さそう。なんとなく嫌。なんとなく安心する。なんとなく行きたい。なんとなく違う。こうした感覚が、行動にかなり影響しています。

旅行先を決めるときも、サービスを選ぶときも、完全に論理だけで決めているわけではありません。写真の雰囲気。言葉の印象。口コミ。誰が紹介しているか。自分の今の気分。過去の経験。安心感。違和感。そういうものが重なって、「行きたい」「やってみたい」という判断が生まれているのだと思います。

だとすると、提供者側が意識だけに向けて説明していても、届かない可能性があります。人間の無意識を理解して、そこに届くようにアプローチする必要があります。

仏教も、人間の無意識に目を向けている

このあたりを考えていると、やはり仏教にもつながってくる気がします。

仏教では、人間の心の動きにかなり細かく目を向けています。自分では気づいていない執着。無意識の反応。苦しみを生む見方。感情の動き。原因と結果のつながり。

自分では自由に選んでいるつもりでも、実は過去の経験や執着、感情に動かされていることがあります。つまり、自分の意識だけが自分を動かしているわけではない。

これは、行動経済学やマーケティングで学んでいることとも近い気がします。人は合理的に見えて、かなり非合理に動く。でも、その非合理にも理由がある。その理由を理解しないと、人に届く言葉やサービスは作れないのだと思います。

自由エネルギー原理という考え方

最近、自由エネルギー原理という考え方にも触れました。かなり難しい理論ですが、今の自分なりに理解すると、人間の脳は、外の世界をそのまま受け取っているというより、常に予測しながら世界を見ている。そして、その予測と実際に入ってくる感覚とのズレ、つまり予測誤差をできるだけ小さくしようとしている。そうやって、環境に適応している。そんな考え方です。

これをマーケティングやサービスづくりに置き換えると、かなり面白いと思いました。人は、初めて見るサービスに対しても、無意識に予測をしています。

「これは自分に関係ありそうか」「高そうか」「面倒そうか」「楽しそうか」「安心できそうか」「行って後悔しないか」。その予測と、実際に見た情報がズレすぎると、不安や違和感が生まれるのかもしれません。

逆に、「あ、これは自分が欲しかったものかもしれない」と予測と情報がうまく重なると、興味や行動につながる可能性があります。

「行きたい」と思うためには、予測を作る必要がある

人に「行きたい」と思ってもらうには、その人の中に未来の予測を作る必要があるのかもしれません。

水間門前町に行ったら、どんな時間を過ごせるのか。人力車に乗ったら、どんな気持ちになるのか。ふたり旅フィルムを利用したら、帰ってから何が残るのか。七五三の記念日フォトプランを使ったら、家族にどんな思い出が残るのか。

ここを具体的に想像できないと、人は動きにくい。逆に、行った後の自分や、利用した後の感情がイメージできると、「行きたい」につながりやすいのだと思います。

だから、ただサービス内容を説明するのではなく、お客様が頭の中で未来を予測できるようにする必要があります。写真、動画、言葉、ストーリー、口コミ、具体的な利用シーン。これらはすべて、お客様の予測を作る材料です。

誠屋に必要なのは、ズレを小さくすること

今の誠屋に必要なのは、提供者側と消費者側のズレを小さくすることです。自分たちが良いと思っている価値と、お客様が本当に求めている価値。自分たちが伝えたいことと、お客様が知りたいこと。こちらが考える魅力と、相手が「行きたい」と思う理由。ここには、必ずズレがあります。

そのズレをゼロにすることは難しいです。でも、小さくすることはできます。アンケートを取る。口コミを見る。実際のお客様の反応を見る。検索ワードを見る。AIと壁打ちする。行動経済学を学ぶ。仏教の視点から、人の心の動きを見る。そして、自分自身が消費者だったときの感覚を忘れない。

こうしたことを続けることで、少しずつズレを小さくしていけると思っています。

今日の学び

今日の学びは、かなりシンプルです。人に来てもらうには、まず「行きたい」と思ってもらう必要がある。そして、「行きたい」は理屈だけでは生まれない。

人は無意識の影響を受けながら、なんとなく惹かれたり、なんとなく不安になったり、なんとなく自分に合っていると感じたりします。だから、提供者側は、説明だけではなく、相手の無意識に届くような情報設計をする必要があります。

そのためには、自分たちの思い込みを疑うこと。消費者とのズレを前提にすること。予測と感覚のズレを小さくするように、言葉や写真や動画を整えていくこと。これが必要なのだと思います。

まとめ

2026年5月18日現在。今日もGoogle検索を確認しました。MEO対策。SEO対策。そしてこれからはAIO対策。AIに聞く人が増えていくなら、提供者側もAIに見つけてもらう準備をする必要があります。

でも、どれだけAIが進化しても、最終的に動くのは人間です。人が「行きたい」と思うか。人が「これは自分に合っている」と感じるか。人が「ここなら安心できそう」と思うか。そこを見ないといけません。

昨日のInstagramアンケートでは、現時点で、「行きたい場所があるから旅行に行くことを決める」という回答が多くなっています。つまり、まず必要なのは、水間門前町や誠屋のサービスを、「行きたい」と思ってもらえるものにすることです。

そのためには、人間の無意識を理解する必要があります。提供者側と消費者側のズレを前提にする必要があります。自由エネルギー原理のように、予測と感覚のズレを小さくする視点も、サービスづくりに活かせるかもしれません。

人力車 誠屋は、まだ途中です。でも、毎日少しずつ、人がなぜ動くのか、なぜ行きたいと思うのか、どうすれば伝わるのかを考えています。今日もまた、Googleの表示を見ながら、Instagramの反応を見ながら、人間の心の動きについて考えています。

誠屋の最新情報や口コミは、Googleアカウントでもご覧いただけます。

Makotoya

「行きたい」をつくるための言葉と空気感を整えていく

AI検索が広がっても、最終的に動くのは人の心です。無意識や予測のズレを意識しながら、言葉・写真・動画を少しずつ磨いていきます。

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